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草木無量がただただ書く(旧)

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ゆっくり深々とお辞儀をするおじいさんから伝わる丁寧さがハンパない件

15. 雑感

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ゆっくり深々とお辞儀をするおじいさん

 私は先日会社を辞めましたが(⇒関連記事)、職種は総務でした。

 

 総務では郵便を受け取ったり、来客受付をしたりします。また、取引のある業者さんからの納品を受け付けたりするわけですが、その中でリピートで定期的に納品してもらうような業者さんもあります。

 

 そんなリピートの業者さんの中で、僕が印象に残っているおじいさんがいます。5年くらい前にいた職場で出会ったおじいさんです。年齢は60代後半から70代前半位だったと思います。毎回ある品物を納めてくださるのですが、納品して帰る際に「失礼しました」と大きな声ではっきりと言ってゆっくり深々と毎回お辞儀してから帰られるのです。

 

 ん?どこが珍しいの?と思うかもしれませんが、私が印象に残っている理由は次の2つです。

 

 ①深々とお辞儀をする。しかも毎回。

 ②ゆっくりとお辞儀をする。しかも毎回。

 

 それぞれ詳しく見ていきます。

 

印象に残っている理由①:深々とお辞儀をする。しかも毎回。

 みなさんの周りにはこのような方はいらっしゃいますでしょうか?例えば、初めてお会いしたときとか、何か謝らなくてはいけない時とか、そんな特別な非日常的な時には深々とお辞儀をすることもあるかもしれません。

 

 しかし、日常で、しかも何年も同じ会社や人に対し、深々とお辞儀をする習慣のある人ってどのくらいいるでしょうか?

 

 この納入業者のおじいさんは、ちょっとうろ覚えですが、月に2回位は納品にこられていたと記憶しています。少なくとも私がその職場にいた4年位は通い続けており、おそらくその前から取引のある業者さんでした。

 

 何年もの間、毎回毎回深々と90度体を曲げてお辞儀をしてから帰られる。これはものすごいことだと思うのは私だけでしょうか?少なくとも私は後にも先にも未だにこのような方には出会っておりません。

 

 時には、こちらも忙しく十分に対応できずに物だけ置いていっていただくようなこともあったのですが、そんな誰も見ていないような時でもふと振り返るといつも深々と体を90度に曲げてお辞儀をされていた印象があります。

 

 思わずそんな姿をお見かけした時は、こちらも失礼に当たると思って起立して深々とやはり90度体を曲げてお辞儀をし返してしまいます。

 

 買う立場と売る立場ですと、どうしても買う立場の方が強くなることが多いと思いますが、そういった卑屈なお辞儀ではないのですね。

 

 表現力が拙いのですが、立派で堂々としているが丁寧さも伝わってくる。そんなお辞儀でした。

 

印象に残っている理由②:ゆっくりとお辞儀をする。しかも毎回。

 深々とお辞儀をする方はいるかもしれません。しかし、それに加えてゆっくりとお辞儀をするという方はなかなかいないと思うのです。

 

 そのおじいさんは、ぴしっと立ち止まって、深々とゆっくり3秒くらいかけてお辞儀をされていました。

 

 そのゆっくりさからも丁寧さがものすごく伝わってきます。

 

 そういった業者さんは、1つの会社だけがお客ではないはずなので、様々な会社を回っているはずです。それぞれの会社でこのようにゆっくりと丁寧にお辞儀をするというのは、できそうでできないと思います。

 

 実際、他の業者さんとか郵便屋さんとか配達の方とかは焦っていたり忙しかったりで、声は大きいけどお辞儀はそこそことかそんな感じでした。でも、実際に忙しいのだからそれは仕方のないことです。

 

 そんな状況の中でゆっくり深々とお辞儀をしたら、もうそれだけで印象に残ってしまいます。

 

 話が飛びますが、天皇陛下のスピーチとか所作は大変ゆっくりでいらっしゃいます。何かの本でそのことが気品とか丁寧さを醸し出すというのを読んだことがあります。もし天皇陛下が早口でスピーチしたり、せかせかと動いていたりしたら、気品とか丁寧さの印象がだいぶ薄れることでしょう。

 

 このように所作がゆっくりであることは丁寧さを醸し出すことにつながります。あのおじいさんからは確かに丁寧さが醸し出されていました。

 

まとめ

 で、結局何が言いたかったかというと、お辞儀ってだれでもすると思うんですよね。そんな誰でもすること一つでこんなに他人に印象を与えられるのってすげーなと思うわけです。

 

 タイトルの通り

ゆっくりとお辞儀をするおじいさんから伝わる丁寧さはハンパなかったです。

 

 メラビアンの法則(しゃべっている内容よりもボディランゲージとかのほうがメッセージとしての影響力が強いということ)とかを出すまでもなく、振る舞いが他者に与える影響って馬鹿にできないなぁと思うわけです。

 

 わたしはせっかちな方なのでなかなか真似できないのですが、他者に自分を印象付けたいときには、お辞儀をゆっくりと深々とするみたいな日常の何気ないことを意識的にやるってのも良い方法だなと思って書いた次第です。

 

読んでいただきありがとうございました。

合掌

 

【蛇足】

 所作という視点では、実は昔仏教にはまっていた時にヴィパッサナー瞑想というのに出会って、歩く所作とか食べる時の所作とかを一つ一つ意識してゆっくりやったという時期がありました 。その辺についても機会があれば書いてみたいと思います。

 

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