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草木無量がただただ書く(旧)

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【一部ネタバレあり注意】DVD「穴(Le Trou)」を観た感想①:脱獄映画で一番リアル!だから好き!

16. 映画の感想

 穴 LE TROU HDマスター [DVD]

なぜ観ようと思ったか

 今回観ようと思ったのは以前に観て面白かったからです。

 

 というか、もう3,4回は観ています。

 

 最初に観たきっかけは、たしかTSUTAYAの「発掘良品」というコーナーでたまたま見かけたことだった気がします。

 

 「発掘良品」のコーナーには一昔前の面白い映画が選ばれて置いてあります。

 

 一時、古い映画(DVD)ばかり観ていたことがあって、黒沢明監督の「七人の侍」とか「赤ひげ」とか「生きる」とか少しマイナーどころだと「土俵祭」(相撲好きなので)とかその他色々観ました。

 

 で、どれも面白いんですよね。そういう映画(DVD)は機会があればまた観たいと思うわけです。

 

 そんな昔の映画(DVD)ばかり観ていた時期に、「発掘良品」のコーナーで推されていた「穴(Le Trou)」(以下「穴」と表記)を観たわけです。

 

どんな映画か

「穴」はジャック・ベッケル監督の遺作 

 「穴」は1960年の映画です。フランスの映画です。白黒映画です。

 

 監督はジャック・ベッケルという方です。彼は53歳と若くして亡くなられました。

 

 「穴」の他に「現金に手を出すな」など全部で13作品をてがけました。

 

 私は「穴」が面白かったので「現金に手を出すな」も観ましたが、実はあまりどんな内容だったか覚えていませんw

 

 その一因として、あまりにも「穴」の面白さの印象が強すぎたので、観る前にハードルが上がりすぎてしまったのだと思います。

 

 「穴」は若くして亡くなったジャック・ベッケル監督の遺作です。

 

 私は彼のことも彼の映画も詳しくは知りませんが、若くして亡くなっただけに、取るたびに進化していたとするならば、最後の作品が一番面白いというのは当然かもしれません。

 

「穴」のジャンルは脱獄モノで実話を基にしている。その職人的リアル描写が好き!

 この映画は脱獄モノですが、それ系の映画の中で一番好きです。もうダントツに好きです。

 

 ただ、評価は分かれるかもしれません。

 

 私は映画に限らず、実話が好きです。

 

 小説よりも伝記の方が好きです。

 

 創作の物語よりも対談の方が好きです。

 

 つまりフィクションよりもノンフィクションの方が好きです。

 

 「穴」は実話を基に作られています。

 

 映画の最初に、元囚人が出てきて「私の友人のジャック・ベッケルが丹念に取材してくれてこの映画は完成した」みたいなことを言っています(一言一句正確ではありません)。

 

 また、5人の囚人役が出てくるのですが、そのうち1名はこの脱獄計画に参加した本物の元囚人です。

 

 この人が脱獄のエキスパート的立場で先頭に立って計画を進めるのですが、芸が細かい。

 

 この職人的な芸の細かさに対して、評価が分かれると思うのです。

 

 職人的で一々リアルに描写するのですね。

 

 例えば、延々と穴を掘っているところを7分弱、バックミュージックもなしに撮り続ける場面があります。

 

 コンクリートを砕いて穴を掘っていくわけですが、「カーン!ゴキッ!カーン!ガーン!ゴリッ!ゴリッ!」みたいな音とその必死に掘っている様が映し出されるわけです。

 

 私はその場面に見とれてしまい、心地よくなってしまいます。コンクリートが叩かれて壊れていく様にカタルシスを感じます。なんというか気持ち良いのです。

 

 でも「なんだこれ?なにが面白いの?」ってなる人もいると思うのです。

 

 「穴」に対する批判コメントを見ると、「5人の囚人間の心理描写がもっとあってもよかった」というのが多くあるのですが、リアルな職人芸への描写に時間を割いた分、心理描写が少なくなったのかもしれません。

 

 ただ、私はこのリアルな描写に時間を割いたことがこの映画を面白くしていると思うのです。

 

 長くなりそうなので②につづく。

 

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